【第6回】 「仕事を減らす」は、本当に仕事を減らしているのか 〜働き方改革の本丸は“子ども”にある〜

「働き方改革をしなければいけない」

学校現場では、当たり前のように言われています。
• 業務を減らす
• 会議を減らす
• 分掌を見直す
• 外部に任せる

どれも大切です。

でも、どこかでこう感じていないでしょうか。

「確かに減ってはいるけど、楽になった実感はない」

なぜ、仕事は減らないのか

理由はシンプルかもしれません。
“仕事が増える構造”が変わっていないからです。

例えば、
• 指示する
• 確認する
• 注意する
• やらせる

これらはすべて、子どもが自分で動かない前提で生まれている仕事です。

もし子どもが“主体”になったら

ここで、少し想像してみてください。

もし子どもたちが、
• 今やるべきことを自分で考え
• 判断し
• 行動し続ける

そんな状態になったら、

どうなるでしょうか。
• 「やりなさい」が減る
• 「ちゃんと見て」が減る
• 「まだなの?」が減る

つまり、教師の仕事が、自然と減っていくのです。

働き方改革の本丸はここにある

だから私はこう思っています。

最大の働き方改革は、“主体性をもった子どもを育てること”ではないか

と。

業務整理も大事。

でもそれ以上に、子どもがどういう状態でいるか

ここが変わらない限り、仕事は形を変えて増え続けます。

成り立つために必要なものは、シンプル

では、主体的な状態はどうつくるのか。

難しい技術でしょうか。

私はむしろ、逆だと思っています。

必要なのは、とてもシンプルです。

① 約束(ルール)
• 自分が成長しようとすること
• 他人の成長を邪魔しないこと
• 法律を犯さないこと

これだけです。

細かく縛るのではなく、“判断の軸”を持たせる。

② 教師の関わり方
• 「どうしたの?」
• 「どうしたいの?」
• 「何か手伝えることある?」

やらせるのではなく、問い返す

教師の役割が変わる

ここで大きな転換が起きます。

これまでの教室は、
教師が動かす
構造でした。

でもこれからは、子どもが動き、教師は支える構造です。

そして、やっぱり“環境”に戻る
ここで、第3回の話につながります。

その状態をつくるために、一番手っ取り早いものは何か。

教室の環境(座席配置)

です。
• 前向き一斉 → 指示待ちが生まれやすい
• コの字・グループ → 自然と関係が生まれる

つまり、主体性は教え込むものではなく、引き出されるものなのです。

おわりに

働き方改革というと、「何を減らすか」に目がいきます。

でも本当に大事なのは、どうすれば“減る状態”になるかです。

そしてその鍵は、主体的に動く子どもたちにあります。

だからこそ、その第一歩として、環境を変える

ここから始めてみる価値があると思っています。

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