主体性を育てる学校づくり:始めるのに遅すぎることなんかないという生き方

なぜ、私たちは新しい挑戦の前にあれこれと考えてしまうのでしょうか。 年齢を重ねたから。 もう遅いかもしれないから。 失敗したらどうしよう。 そんなふうに、足がすくんでしまうことってありますよね。

でも、本当にそうでしょうか。 人はいつでも、何歳からでも変わることができます。 大切なのは、遅いかどうかではなく、今ここから動き出すかどうかです。

先日、中島薫さんの『始めるのに遅すぎることなんかない!』という本に触れました。 この本は、難しい理論書ではありません。 立ち止まりそうな心の背中を、そっと、でも力強く押してくれる一冊です。

本の中には、胸に刺さる言葉が並んでいます。 過去の失敗や時間を引きずらないこと。 完璧な準備を待つのではなく、まずは小さく試してみること。 そして何より、失敗そのものよりも、失敗したままやめてしまうことの方が問題なのだと教えてくれます。

学校現場やスポーツの指導、そして私たち自身の人生においても、同じことが言えます。 「まだ子どもだから」「自分には無理かもしれないから」と、最初から可能性にフタをしてしまうことはないでしょうか。 あるいは、教師やリーダーである私たちが、「もっと勉強してから」「失敗しない方法を学んでから」と、一歩を踏み出すのをためらっていないでしょうか。

成長は、考えて待つものではありません。 未完成のままで飛び込み、試行錯誤する日々のなかで形作られていくものです。 最初から上手にできる人なんていません。 大切なのは、できるかどうかを悩み続けることではなく、動きながら学ぶ姿勢を持ち続けることです。

この考え方は、学校のクラスルームでも、チームの組織づくりでも同じです。 失敗を恐れず挑戦できる環境があるからこそ、人は主体的に動き出します。 誰かが失敗したときに、それを責めるのではなく「次どうする?」と笑って背中を叩き合える文化こそが、人を育てる最高の環境なのだと思います。

あなたの周りには、今、新しい一歩を踏み出そうとしている人の背中を押す空気がありますか。 そして何より、あなた自身の心は、今日も新しく挑戦することを楽しめているでしょうか。

完璧じゃなくていい。 始めるのに遅すぎることなんて、本当はないのです。 小さな一歩を、今日、ここから始めてみませんか。

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