こんな場面、よくありませんか。
先生が丁寧に説明する。
黒板にまとめる。
ポイントを押さえる。
分かりやすく話す。
そして最後にこう聞く。
「分かりましたか?」
子どもたちはうなずく。
でも、ここで考えてみてください。
その子は、本当に分かっているのでしょうか。
それとも、分かった気になっているだけでしょうか。
説明が上手いほど、子どもは思考を止めます。
考えなくても分かるからです。
つまり、説明が先に来ると、主体性は動かない。
では、どうするか。
順番を変えます。
説明の前に、考えさせる。
「これ、どう思う?」
子どもは止まる。
考える。
迷う。
ここで初めて、思考が動き出す。
そして、ここで終わらせない。
「隣に説明してみて」
自分の考えを言葉にする。
相手の考えを聞く。
ここで、思考が関係になる。
さらに、こう聞きます。
「隣の意見に納得した人?」
「この意見、全体に広げたら意味が深まると思う人?」
ここで初めて、聞く意味が生まれる。
そして、その子が全体に発表する。
ここで終わらせない。
もう一歩だけ踏み込みます。
「納得した人、どうしたら相手に伝わると思う?」
子どもたちは一瞬考える。
そして、自然に拍手が生まれる。
やらせる拍手ではない。
意味のある拍手です。
ここで起きていること。
評価が先生から離れる。
価値づけが子ども同士で起きる。
関係の中で学びが強化される。
つまり、主体性が循環し始める。
最初から説明していたら、ここにはたどり着きません。
ここで問いです。
あなたの教室は、考えて、つながって、認め合う流れになっていますか。
主体性とは、答えを出すことではありません。
考え、比べ、選び、認めることです。
そしてそのスタートは、説明ではなく、問い。
最後に。
説明は、あとでいい。
まず考えさせて、つなげて、価値づけろ。
それだけで、教室の質は一段上がります。
■結論
読みやすさを削ると、伝わらなくなる。

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