【第2回】 説明するな、まず考えさせろ 〜主体性は「答え方」ではなく「考え始め」で決まる〜

こんな場面、よくありませんか。

先生が丁寧に説明する。
黒板にまとめる。
ポイントを押さえる。
分かりやすく話す。

そして最後にこう聞く。

「分かりましたか?」

子どもたちはうなずく。

でも、ここで考えてみてください。

その子は、本当に分かっているのでしょうか。

それとも、分かった気になっているだけでしょうか。

説明が上手いほど、子どもは思考を止めます。

考えなくても分かるからです。

つまり、説明が先に来ると、主体性は動かない。

では、どうするか。

順番を変えます。

説明の前に、考えさせる。

「これ、どう思う?」

子どもは止まる。
考える。
迷う。

ここで初めて、思考が動き出す。

そして、ここで終わらせない。

「隣に説明してみて」

自分の考えを言葉にする。
相手の考えを聞く。

ここで、思考が関係になる。

さらに、こう聞きます。

「隣の意見に納得した人?」
「この意見、全体に広げたら意味が深まると思う人?」

ここで初めて、聞く意味が生まれる。

そして、その子が全体に発表する。

ここで終わらせない。

もう一歩だけ踏み込みます。

「納得した人、どうしたら相手に伝わると思う?」

子どもたちは一瞬考える。

そして、自然に拍手が生まれる。

やらせる拍手ではない。
意味のある拍手です。

ここで起きていること。

評価が先生から離れる。
価値づけが子ども同士で起きる。
関係の中で学びが強化される。

つまり、主体性が循環し始める。

最初から説明していたら、ここにはたどり着きません。

ここで問いです。

あなたの教室は、考えて、つながって、認め合う流れになっていますか。

主体性とは、答えを出すことではありません。

考え、比べ、選び、認めることです。

そしてそのスタートは、説明ではなく、問い。

最後に。

説明は、あとでいい。

まず考えさせて、つなげて、価値づけろ。

それだけで、教室の質は一段上がります。

■結論

読みやすさを削ると、伝わらなくなる。

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