なぜ、新しい挑戦を始めるときには、必ず戸惑いや反対の意見が生まれるのでしょうか。
新しい教育や組織改革を進めようとすると、決まって「今までのやり方でいい」「前の方がよかった」という声が上がります。現場の経験が長ければ長いほど、これまで大切にしてきた価値観や安心感があるため、変化に対する不安や戸惑いは大きくなります。
それは、決してその人が意地悪だからでも、成長意欲がないからでもありません。ただ、これまでの経験や常識というOSがそのままになっているだけなのです。
しかし、改革を進める側が「自分たちが正しくて、分からない人は間違っている」と線を引いてしまった瞬間に、対話の扉は閉ざされてしまいます。大切なのは、反対する人を敵に回すことではなく、その背景にある不安や思いに耳を傾けることです。
「なぜ、そう思うのですか」
「どんなことに不安を感じているのでしょうか」
子どもに向き合うときと同じように、大人に対しても「どうしたいの?」という対話を重ねる。人を変えようとするのではなく、人と一緒に新しいOSへとバージョンアップしていく。学校改革とは、古いものを壊すことではなく、大人も子どもも共に育つ環境を創り直すことなのだと思います。
大人の評価や過去の常識ではなく、目の前の「子どもたちの具体的な姿」をみんなで見つめること。子どもたちが自分の頭で考え、主体的に動き始めた姿を共有できたとき、議論は「正しいか間違っているか」から「どうすればもっと成長できるか」へと変わっていきます。
あなたの周りにも、変化に戸惑う人や、新しい挑戦に不安を感じている人がいるかもしれません。
そんなとき、私たちはどんな眼差しと声かけで、同じ未来を見つめることができるでしょうか。
学校改革と主体性:「分からない人」を敵にしないための対話と環境づくり
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