朝2時から、日本代表対ブラジル代表の一戦を観戦された方も多かったのではないでしょうか。もちろん私も、その一人です。結果は皆さんもご存じのとおり、1対2での敗戦。悔しい結果ではありましたが、試合を見終えたあと、私の心に一番残ったのは勝敗ではありませんでした。
それは、森保監督がこの8年間、一貫して大切にされてきた姿勢です。選手を信じ、スタッフを信じ、そして何よりサポーターや応援してくださる方々への感謝を語り続けてこられました。その姿を見ていると、「応援されるチームになること」が、ワールドカップ優勝という目標のさらに先にある、本当の目的だったのではないかと感じます。
以前は、「強いから応援する」「上手だから応援する」という見方が多かったように思います。しかし、今の日本代表は違います。選手たちの立ち居振る舞いや仲間を思いやる姿、監督の言葉や姿勢を見て、「このチームだから応援したい」と思わせてくれる存在になりました。それこそが、この8年間で最も大きく変わったことではないでしょうか。
私が特に心を打たれたのは、失点した直後の姿です。以前であれば、「ドンマイ」「切り替えよう」で終わっていたかもしれません。しかし、今の日本代表は、失点すると選手全員が自然と集まり、30秒ほど話し合います。きっと「なぜ起きたのか」「次はどう改善するのか」を確認し合い、全員で次のプレーにつなげようとしていたのでしょう。
失敗した選手を責めるのではなく、失敗をチーム全員の課題として受け止め、改善へ向かう。その姿勢こそ、日本代表が日本中に広げてくれた新しい文化ではないかと思います。
教育も同じです。子どもが失敗したとき、教師が失敗したとき、学級でトラブルが起きたときに、「誰が悪い」で終わるのではなく、「どうして起きたのか」「次はどうしたらよいのか」をみんなで考え、改善し、再び挑戦する。そんな教室であってほしい。そんな学校であってほしいと思います。
私はよく、「学校は幸せになるためにある」「応援される人になるためにある」と話しています。その考え方は、日本代表の姿とも重なります。結果だけを追い求めるのではなく、人としてどう在るか、仲間とどう向き合うか。その積み重ねが、人から応援されるチームや組織をつくっていくのだと、改めて感じました。
森保監督、そして日本代表の皆さん。この8年間、日本中に素晴らしい姿を見せ続けてくださり、本当にありがとうございました。勝敗を超えて、多くのことを学ばせていただきました。その姿勢は、これからの教育にも生かしていきたいと思います。

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