私は、ここが森保ジャパンの一番大きな変化だと思います。
失点したことではありません。
失点した後、何をするか。
そこに、このチームの価値があります。
森保一監督になってから、日本代表は「監督に言われたことを実行するチーム」から、「自分たちで考え、修正するチーム」へと変わってきました。
だから失点すると、ベンチを見ない。
監督の指示を待つのではなく、まずピッチの選手同士が円陣を組む。
「何が起きた?」
「どう修正する?」
「次はどう守る?」
短い時間でも、自分たちで対話する。
だから、あの円陣には意味があるのです。
あれは単なる気合い入れではありません。
主体性を取り戻す時間なのです。
学校でも同じではないでしょうか。
子どもが失敗した。
教師がすぐに答えを与える。
もちろん、それも必要な場面はあります。
しかし、本当に育てたいのは、
「どうすればよかった?」
「次はどうする?」
「みんなで考えよう。」
そんな対話です。
失敗の後にこそ、学びがあります。
そして、その学びは、一人ではなく仲間との協働によって深まります。
もし森保ジャパンのこの文化が広く知られたら、日本中のサッカー少年団や部活動で、失点後に自然と円陣を組むチームが増えるかもしれません。
さらに、その考え方が教育にも広がれば、教室でも変化が起きるでしょう。
テストで失敗した。
授業でうまくいかなかった。
学級でトラブルが起きた。
そのとき教師がすぐに答えを示すのではなく、
「さあ、みんなで集まろう。」
「どうすればよかった?」
「次はどうする?」
そんな”教室の円陣”が当たり前になるかもしれません。
私は、森保ジャパンが残した一番大きな財産は、勝敗以上に、この「失敗の後の対話文化」だと思います。
学校もまた、子どもたちが失敗を責め合う場所ではなく、失敗したからこそ集まり、対話し、協働して次につなげる場所でありたい。
それが、応援されるチームであり、応援される学校への第一歩なのだと思います。

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