主事訪問前日、担任の先生に贈る一言。「よし、やるぞ。」
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「“いつもどおり”が、いちばん伝わります。」
飾らなくて大丈夫です。整えすぎなくて構いません。
子どもたちとともに歩んできた“今の教室”を、そのまま丁寧に見てもらう日が明日です。
それだけで、じゅうぶんです。
明日はいよいよ主事訪問(学校訪問)。
この時期になると、教室の空気や子どもたちの表情、そして先生方の表情にも、ちょっとした緊張が走ります。
でも、どうかご安心ください。今日は、その緊張を「ちょっと誇らしい気持ち」に変えるための、確認と励ましのメッセージをお届けします。
★ 読んでほしい先生
- 明日の主事訪問を「何を見られるのか」と少し不安に感じている先生
- 子どもたちと築いてきた日々を「うまく伝えられるかな」と悩んでいる先生
- 今週の疲れがたまっている中で、準備に追われている先生
- 学級経営も授業も「もうひと押し」の確認がほしいと感じている先生
★ 今号を読んで得られること
- 主事訪問の本来の目的と、「いつもどおり」でいい理由
- 明日を落ち着いて迎えるためのチェックリスト
- 「子どもたちと一緒に迎える訪問」の心構え
- 見落としがちな“トイレ整備”など細部の大切さの再確認
◆ 教務主任からのメッセージ
新年度が始まり、2か月半。
子どもたちとともに、教室の空気を少しずつ育ててきた先生方へ、まずは心からの感謝を申し上げます。
主事訪問は、“その歩み”を外から静かに見てもらう日。
特別な演出は必要ありません。
先生と子どもたちが過ごしてきた「ふつうの日々」を、どうか誇りをもって見せてください。
◆ 最終チェックリスト(担任向け)
【1】授業準備
- 板書・資料・ICTなど授業の流れに抜けはないか
- 指導案やワークシートは揃っているか
- 子どもたちに“安心して参加できる”雰囲気づくりは意識できているか
【2】教室・環境整備
- 机・イスの整列、床のゴミ、掲示物の状態は大丈夫か
- 教室のゴミ箱・ロッカーの中などの見えにくい場所は清掃済みか
- 各学級の担当トイレ(※重要)
・ ゴミは回収されているか
・ スリッパはきちんと並べられているか
【3】子どもへの声かけ
- 「特別なことをする日じゃなく、いつも通りでいいよ」と伝えたか
- 不安そうな子にフォローの声かけができたか
- 学級で大切にしてきたことを子ども自身が思い出せるように確認したか
【4】先生自身の準備
- 見学ルート・時間割など当日の流れを把握しているか
- 「いつもどおり」の気持ちで、自分の第一声をイメージできているか
- 適度な緊張を「いい授業にするぞ」というエネルギーに変えられているか
◆ 最後に
明日、教室に入る人が見ているのは「完璧さ」ではなく、「関係性の豊かさ」です。
先生と子どもたちの間に流れる、ふだんの空気。そこに安心と信頼がにじんでいれば、それが何よりの答えです。
どうか安心して、子どもたちと一緒に、明日を迎えてください。
🔍 今号のポイント整理
- 主事訪問は「特別な日」ではなく、「日常の歩みを信じて見せる日」
- “いつもどおりを丁寧に”が明日の合言葉
- トイレや掲示など細部の整えが「学校全体の印象」を支える
- 子どもにも「自信」と「安心」を届けるひと言を忘れずに
この記事が、明日を少しでも前向きに迎える力になれば幸いです。
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