
『愛の唄』(EL NAOYA)を聴いて、泣いてしまった。
この歌は、
「もっと頑張れ」と背中を押すだけの歌じゃない。
むしろ、
誰にも言えなかった苦しさ。
本当は助けてほしかった日。
何度も心が折れそうになったこと。
それでも無理に笑って、また朝を迎えてきたこと。
そんな「誰にも見えていなかった頑張り」を、
ちゃんと見つけてくれる歌なんだと思う。
傷ついた言葉が、優しい言葉よりもずっと長く心に残ってしまうことがある。
「あの日、どうして分かってもらえなかったんだろう」
「どうして自分ばかり、こんな思いをするんだろう」
答えが見つからないまま、夜を越えたことがある人もいると思う。
この歌は、そんな痛みを無理に消そうとしない。
傷ついたのは、それだけ本気で生きてきたから。
苦しかったのは、それだけ優しかったから。
悔しかったのは、それだけ大切なものがあったから。
そうやって、その人が抱えてきた痛みに意味を与えてくれる。
そして何より、
「今日まで生きてきたこと、それだけでもすごい」
と伝えてくれる。
何度立ち止まっても。
何度転んでも。
何度自分を嫌いになっても。
それでも、また歩き出してきた。
そんな自分を、もう少し認めてあげてもいい。
もう少し、自分に優しくしてもいい。
この歌に救われるのは、
きっと「今、頑張っている人」だけじゃない。
頑張ることに疲れた人。
誰にも弱音を吐けない人。
ずっと笑顔でいるけれど、本当は限界に近い人。
「自分なんて」と自分を責め続けている人。
誰かに「よく頑張ったね」と言ってほしい人。
そんな人の心に、この歌はそっと届くんじゃないだろうか。
音楽って、すごい。
言葉だけでは届かなかった場所に、
歌なら届くことがある。
「大丈夫」と言われても大丈夫になれない夜に、
誰かの歌が、自分の気持ちを代わりに語ってくれることがある。
そして、涙を流したあとに、
「もう少しだけ生きてみよう」
「明日も歩いてみよう」
と思わせてくれることがある。
『愛の唄』は、そんな力を持った歌だと感じた。
そして、この歌を聴いて、もう一つ思った。
自分も、こんな存在になりたい。
曲を作りたいということではない。
今、自分が携わっている仕事を通して、
人を大切にしたい。
困難から逃げずに向き合いたい。
目の前にいる人が、誰にも言えない痛みを抱えているかもしれないことを忘れたくない。
無理に励ますのではなく、
その人の頑張りに気づいてあげられる人でいたい。
「ここまで、よく頑張ってきたね」
「あなたは一人じゃないよ」
「そのままのあなたで大丈夫だよ」
そんなふうに、誰かの心に寄り添える人でいたい。
『愛の唄』が、苦しんでいる人の心に届いて、
もう一度歩き出す勇気をくれるように。
自分も、今の仕事を通して、
誰かにとっての「愛の唄」のような存在になりたい。
人を大切にする。
困難から逃げない。
そして、目の前にいる人の人生を、
ほんの少しでも温かくできる人になる。
そんな生き方をしていきたい。

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