子どものせいにしない

若手教師が主任に、彼が教員として最も影響を受けた経験について質問しました。

主任は15年前に出会ったベテラン教師から学んだことが、今でも自分の教育哲学の基礎になっていると語ります。そのベテラン教師は4月初日の学年会議で「子どものせいにしない」というシンプルなメッセージを、たった10秒程度で伝え、それがその後の学年全体の成長に大きな影響を与えました。

主任はその言葉に基づき、自分の指導方法や責任の所在を見直すようになり、教師としての自己成長が子どもたちや組織全体に良い影響を与えることを実感したそうです。

また、「子どものせいにしない」という姿勢は、教員間の信頼や協力を促し、学年全体が同じ方向に進むための基盤となると強調して伝えてくれました。

最終的に主任は、組織作りの本質は「責任を押し付けることではなく、共有すること」だと学び、今に至るそうです。

組織全体が協力し、互いに成長することで、教師も子どもも前向きな成果を得られるのでしょう。

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