ネットいじめ対策に、こんな発想はどうだろうか
ネットいじめ対策というと、
「思いやりを育てよう」
「相手の気持ちを考えよう」
といった啓発や道徳的アプローチが中心になりがちだ。
もちろん、それは大切だ。
いわゆる「北風と太陽」で言えば、太陽のやり方である。
しかし、現場を見ていると、
分かっている子ほど守り、やってしまう子ほど素通りしていく
そんな現実も感じている。
「心に訴える」前に、「送れなくする」
そこで、こんな発想はどうだろうか。
ネット上でメッセージや投稿を送る前に、
必ず次のような表示が出る仕組みをつくる。
⚠️このメッセージは
いじめ・誹謗中傷に該当する可能性があります。
内容は記録され、
専門家や関係機関に通知される可能性があります。
本当に送信しますか?
しかも、これは回避できない。
送る前に、必ず一度立ち止まらされる。
くどいくらいで、ちょうどいい
ここで大事なのは、
「ちょっと注意する」レベルではなく、
くどいくらい、はっきり示すことだ。
・これはいじめの可能性がある
・記録が残る
・誰かが見る可能性がある
説教よりも、
この現実の提示のほうが、よほど効く。
いじめの多くは、
強い悪意よりも、
ノリ、勢い、無自覚から生まれる。
だからこそ、
その「勢い」を止める仕組みが必要なのだ。
罰ではなく、「設計」の問題
これは、罰を重くする話ではない。
子どもを疑う話でもない。
衝動が暴走しないように、安全装置をつける
ただそれだけの話だ。
車にブレーキがあるように、
踏切に遮断機があるように、
ネットにも「立ち止まる壁」があっていい。
太陽+壁という考え方
もちろん、
人権教育や道徳教育、対話は続けていく。
それと同時に、
そもそも簡単にはできない設計をつくる。
・太陽(心を育てる)
・壁(衝動を止める)
この両方があって、初めて現実に効く。
送る前に、立ち止まらせる
ネットいじめ対策は、
「やめなさい」と言い続けることではなく、
送る前に、立ち止まらせる仕組みを用意すること
なのではないだろうか。
やさしさは育てる。
そして、
加害は「簡単には送れない」ようにする。
そんな発想も、
今こそ本気で考えていい気がしている。

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