教育

次期学習指導要領の議論に欠けている“当たり前”の視点

日本教育学会のシンポジウムで次期学習指導要領の議論が交わされた。教授陣の話題提供も討論者の指摘も、どれも現場を意識した真摯なものだったと思う。条件整備、裁量の拡大、情報活用能力の育成――確かに大事だ。けれども、読んでいてどうにも違和感が残る...
読書学び

読書学び『学びを結果に変えるアウトプット大全』

① 内容の要点『学びを結果に変えるアウトプット大全』は、学んだ知識を成果につなげる方法を具体的に示した実用書です。インプット中心の勉強では効果が薄く、「話す・書く・行動する」アウトプットによって初めて知識は定着し、成果や成長につながると説い...
小さな道徳候補

小さな道徳「朝は選べる。選び方が一日をつくる」

はじめの問い 同じ24時間でも、「朝の10分」の使い方で、その日の手ごたえはどれほど変わるだろう?---事例(対比エピソード) Aさんは目覚ましを止めて二度寝。家を出るのはギリギリ。朝食は抜き、通勤中はSNS。 Bさんは前夜に翌日の計画をノ...
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Do Your Best

Do Your Best ― アドラー心理学とトライ&エラー「Do Your Best」という言葉は、日本の学校でもよく目にする標語の一つです。直訳すれば「最善を尽くせ」。けれども、この言葉は単に「頑張れ」という励ましにとどまらず、アドラー...
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夏季休業を終えて

今日で夏季休業も最終日。先生方、一学期からここまで本当にお疲れさまでした。子どもたちに全力で向き合い、行事や研修に取り組みながらも、それぞれに充電の時間をもてたことと思います。そして、いよいよ明日からは長い2学期。行事も多く、子どもも先生も...
教育

「音」に表れる心 ― 給食の食器を通して子どもに伝えたいこと

モノを大切にする心は「音」に表れる学校の給食の後片付けで、食器が投げ入れられ、ガチャガチャと音を立てている場面を見かけることがあります。その音は、物を大切にしていない心の表れです。逆に、静かに食器を扱う姿には「大切にしたい」という気持ちがに...
読書学び

読書学び『インプット大全』

① 内容の要点インプット(読む・聞く・見る)は「知識を得るため」だけでなく、「行動につなげるため」に行うものである。質の高いインプットには3つの原則がある。目的を明確にする(なぜ学ぶのか)量より質を重視する(必要な情報に絞る)アウトプット前...
読書学び

読書学び『アウトプット大全』

① 内容の要点アウトプット(話す・書く・行動する)は、学びを「記憶」から「成長」に変える最強の方法である。インプット(読む・聞く)だけでは理解は浅く、忘れやすい。アウトプットを前提にインプットすることで、理解が深まり、行動につながる。具体的...
教育

あっという間

子どもを抱けるのは、ほんのわずかな時間。せいぜい3歳までかもしれない。「抱っこして」と腕を伸ばしてくるその姿は、すぐに過去のものになる。あっという間に背が伸び、気づけば手をつなぐことすら照れくさがるようになる。だからこそ、今しかできないこと...
教育

心力ー花心、根心、草心

子どもに育みたい「心力」 ― 福山憲市先生の教え福山憲市先生が語られた「心力(しんりょく)」という言葉。それは「馬力のある行動力」のことですが、ただ力まかせに頑張るのではなく、その根底に“心”があるからこそ本物になる。では、子どもたちに育ん...