FC今治の視察から一夜明けて

先日、FC今治を視察する機会を得た。
クラブが掲げる理念経営、そして「次世代へつなぐ」という明確な視点。
単に強いチームをつくるだけではなく、地域・社会全体の希望になる存在であろうとしている姿勢に、深く心を揺さぶられた。

クラブが未来に残そうとしているもの。
それは勝敗を超えた、“人の生き方”そのものなのだと感じた。

そして翌日──映画を観た

翌日、公開されたばかりの映画
『楽園/ペリリュー島の戦い〜ゲルニカ〜』 を観た。
南の島の楽園と呼ばれた場所が、一瞬にして地獄へと変わる。
その中で生きた若者たちの姿に、言葉を失った。

なぜ、あのような流れになってしまったのか。
なぜ、誰も止められなかったのか。
なぜ、若者の未来が奪われてしまったのか。

映画の余韻と、FC今治で見た「未来へ希望をつなぐ姿勢」が、自分の中で重なった。

二つの共通点──「次世代」

戦争が突きつけてくる問いはいつも同じだ。
• どのような構造が人を逆らえなくさせるのか
• 未来を奪う意思決定は、どこで始まるのか
• 大人は、次の世代のために何を残すべきか

過ちが繰り返されるのは、
「自分には関係がない」と思う瞬間から始まる。

だからこそ、必要なのは
考え続け、語り続け、選び続ける大人の姿 だと思う。

FC今治は、未来を取り戻す実践だ

理念を掲げ、それを本気で実行しようとする大人たちがいる。
地域を良くしようと動く人がいる。
子どもたちの未来を信じる場所がある。

戦争の映画を観た後に感じる重さとは対照的に、
FC今治が見せてくれたのは 「未来への希望」 だった。

偶然にも、映画より先に今治を見ていたからこそ、
その対比が鮮やかに胸へ刻まれた。

もし順番が逆だったら、
きっと受け止めきれなかったと思う。

◆ 最後に

問い続けたい。
• 自分が次世代に渡したいものは何か
• 未来に責任を持つ大人の姿とは何か
• 社会を希望に変える力はどこから生まれるのか

過去を学ぶことは、未来を守ることに直結する。
そして、未来を創る挑戦は、すでに私たちの目の前で始まっている。

次世代のために。
今治から、始まっている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました