部活動地域移行に思う

部活動地域移行に思う

※この記事は「地域部活動」「学校部活動改革」「教員の働き方改革」などで検索してたどり着いた方に向けて書いています。 私自身が書いたメモを、若手との対談形式にまとめました。「部活動の地域移行」「教員の副業」「非営利クラブチーム設立」あたりのキーワードにピンと来た方には特におすすめです。 目次

はじめに:なぜ今、地域部活動が注目されるのか

ここ最近、部活動の「地域移行」についての議論が加速している。背景には、教員の長時間労働問題、少子化による部員数減少、そして地域資源の有効活用といった事情がある。 ただ、現場感覚として「理想論ばかり先行して、現実に落ちてこない」というのが正直なところ。 なので今回は、私がふと書いたメモをもとに、若手と「実際どう思うか」話してみた内容を、そのまま共有してみることにした。

対談:地域部活動、実はこんな形でいけるのでは?

主任:これね、ふと書いたんだけど——
「専門の人に見てもらう必要はない→競技志向の者はそれこそ専門性のある指導者によるクラブチームへ」っていう整理、わりと大事な気がしてて。 若手:ああ、それ、めっちゃ納得です。みんな“部活”って一括りにしすぎてる気がするんですよ。競技性とレクリエーション性を分けて考えないと、議論がごちゃごちゃする。 主任:そうそう。んで、「安全な場を提供してくれさえすればいい、その場にいてくれさえすればいい」って感覚で見れば、専門性を過剰に求めすぎる必要ないでしょ。 若手:なるほど……!じゃあ、例えば時給1000円以上で地域の大学生や社会人にお願いして—— 主任:そう、それで「受益者負担2000円/月」ぐらいあれば、成り立つ気がするんよね。 若手:いや、それもう実現可能じゃないですか?教員も特別副業としてOKにすれば、参加もしやすいし。

提案:こんなスキームならスムーズに移行できる

  • 競技志向の生徒はクラブチームへ
  • 学校では“安全な場”としての部活動を提供
  • 地域の人材を時給1000円以上で雇用
  • 月2000円程度の受益者負担で運営
  • 教員の特別副業を許可(部活動支援員として)
  • 「地域立の部活動」としてNPO等が設立・管理
  • 学校単位で募集・案内を行う
このぐらいシンプルにしてしまえば、移行って実はそこまで難しくないのかもしれない。何より、「指導者不足」や「教員の働き方改革」といった課題の一部は、これで一気に解決できそうだ。

結び:これが現実的な一歩かもしれない

もちろん、理想を言えばもっと予算があって、専門性のある人材がフルで支援できれば最高。でも、現実はそうもいかない。だったら「持続可能」で「無理のない」形からはじめる方が、結果として長く続く。 今回のこのメモ、ちょっと雑に見えるかもしれないけど、意外といろんな人の共感を呼びそうな気がしてる。また、次の記事では「実際に立ち上げた地域クラブの事例」も取り上げてみたい。 共感した人は、ぜひX(旧Twitter)などSNSでシェアしてください。そして、また読みに来てもらえると嬉しいです。 ▼関連記事:
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