テーマ:「安心できる受け止め方」
対象:小学校中〜高学年
ねらい
- 相手の立場に立って行動を受け止めることの大切さに気づく
- 責めずに安心させる言葉を考えられるようにする
流れ
1. 導入(1分)虫食いクイズ
教師:「これは、あるお店にあった貼り紙の最初の一文です。
○○のところに、どんな言葉が入ると思いますか?」
お子さんは _____ の名人です。
(子どもから自由に発言させる:「遊ぶ」「食べる」「走る」など)
教師:「正解は…」
→ 「お子さんは 散らかすこと の名人です。」
2. 本文提示(1分)
教師が全文を読み上げる:
お子さんは散らかすことの名人です。
私たちも幼い頃はそうでした。
テーブルや席の周りの汚れは一切お気になさらず、
私どもスタッフにお任せください!!
外食の時ぐらいごゆっくりどうぞ♪
3. 感想共有(1分)
教師:「この貼り紙を読んで、どんな気持ちになりましたか?」
- 子どもから「優しい」「安心する」「怒られないってうれしい」などの声を引き出す。
4. 深める(1〜2分)学校での場面に置きかえる
教師:「このお店の人は、行動のマイナスだけを見るのではなく、
“誰にでもあること”として受け止めてくれています。
学校だと、こんなときどうでしょう?」
- 場面1:消しゴムのカスが机の上にいっぱいある
「それだけ勉強しているってことだね」
→ 努力の証として認める声かけ。 - 場面2:給食でスープをこぼした
「熱くなかった?やけどしてない?」
「誰にでもあることだよ、拭けば大丈夫」
→ 安全を気づかい、落ち着かせる声かけ。
教師:「こんなふうに受け止められたら、どんな気持ちになりますか?」
(子どもから「安心する」「うれしい」「次は気をつけようと思う」などの声)
5. まとめ(30秒)
- 「小さな思いやりの言葉や態度は、相手を安心させます。
今日一日、誰かがほっとできる言葉を一つ言ってみましょう。」
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