6月クライシス

6月に入り、教室の空気が少しずつ変わってきているのを感じます。蒸し暑さ、曇り空、そして子どもたちの集中力の揺れ。担任の皆さんにとっても、少しずつ疲れが出てくる時期かと思います。

でもこれは「先生のやり方が悪い」のではなく、「6月だから」です。自然なことです。だからこそ、焦らず、今日できる小さなことをやってみる。それが教室の雰囲気を整える第一歩になります。

今日は一つ、提案です。

授業を、2分早く終えてみてください。

「今日はよく頑張ったから、ちょっと早く終われそうだね」と声をかけて、その2分で机と椅子を丁寧に整える時間をとる。そして、しっかりと気持ちを込めて「起立・礼」をする。

この小さな仕掛けが、「整った空間」「整った時間」「整った気持ち」をつくり出します。

私たちが大切にしてきた「場を清め、時を守り、礼を正す」。この王道の三つを、改めて授業の始まりと終わりで丁寧にやってみませんか。

それからもう一つ、
「三瞬」——静かな3つの時間です。
①朝・帰りの会が始まる前に、数秒間、静かな空気をつくって心を整える。
②話し始める前に、ほんの一拍おく。子どもが聞く準備をするために。
③「いただきます・ごちそうさま」の前に、少しの静けさと感謝の時間をとる。

どれも、特別な道具も準備もいりません。今日から、今からできることです。

揺れる時期だからこそ、「静けさ」を味方につける。
子どもたちと自分を守るためにも、ぜひ意識してみてください。

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