「ただ寝るだけ」じゃ回復しないよ。―ベテランと若手が語る“本当のリフレッシュ”の話
土日はずっと寝ている――。
学級崩壊の渦中にいる若手教員が口にするこの言葉。
たしかに、疲れた心と体を横たえることは大切です。でも、それだけで本当に回復しているでしょうか?
対談:若手とベテラン、リフレッシュを語る
若手教員:ミズキ
最近、もう土日になると何もしたくなくて…。ずっと寝てるんですよ。気づいたら夕方になってる感じで。
ベテラン教員:カワムラ
うん、その気持ちわかるよ。心も体もすり減ってるんだね。担任してるクラス、今けっこう荒れてるって聞いたよ。
ミズキ
はい…。授業中も立ち歩きはあるし、注意したら逆ギレされたり。管理職には「もう少し様子を見よう」って言われるだけで、誰にも助けてもらえない感じです。
カワムラ
そうか…。それは本当にしんどいね。でもね、ミズキ。それだけ疲れてるときこそ、「寝る」だけじゃ本当の意味で回復できないことがあるんだ。
ミズキ
え? 寝てもダメなんですか? だって、平日は5時間も寝られないし…。
カワムラ
もちろん、睡眠は大事。でも、それだけじゃ「気持ち」は回復しない。本当のリフレッシュって、脳と心を“違う場所”に連れていくことなんだよ。
ミズキ
“違う場所”って…たとえばどこですか?
カワムラ
私はね、温泉に行くんだよ。月に1回でもいい。とにかく学校からも自宅からも離れて、お湯に浸かって、何もしない時間を過ごす。
ミズキ
……温泉、ですか。なんか、贅沢な感じがしますね。そんな余裕、自分にはないかも。
カワムラ
そう思うかもしれないけど、日帰りでいいんだよ。近くのスーパー銭湯でも十分。
スマホをロッカーに入れて、ただ湯船に身を沈めてみてごらん。血の巡りがよくなって、頭がふっと軽くなるのがわかるよ。
ミズキ
でも、寝るだけでも回復した気がしますけど…。
カワムラ
それは「動けるようになった」だけで、「元気になった」とはちょっと違う。
心の中のモヤモヤ、怒り、無力感…。それって、寝てるだけじゃ流れていかないでしょ?
ミズキ
たしかに…日曜の夜になると、すごく気持ちが沈んできます。
カワムラ
そうそう。その「日曜の夜ブルー」を減らすには、体の回復+心の開放が必要。
温泉って、まさにそれができる場所なんだよ。
温泉のリフレッシュ効果とは?
- 温熱効果:血行促進で筋肉のこわばりや疲労物質を流す
- 浮力効果:体が軽くなって、無意識の緊張がほぐれる
- 静けさと自然:非日常の景色と音が、頭の中をリセットしてくれる
- 副交感神経の活性化:深いリラックスで心も整う
ミズキ
なるほど…。なんだか、行ってみたくなりました。近場でも、探せばありますよね?
カワムラ
あるある。最近は設備が充実してて、レストランや本、岩盤浴もある。
「気持ちよさ」を感じる経験を、意識的に積んでいくといいよ。
ミズキ
「気持ちよさ」…それ、最近感じたことなかったかも。
カワムラ
そう。授業も対応も常に全力で、「どうすれば崩れないか」ばかり考えてるでしょ?
でもね、教師も人間。まずは自分をちゃんと労わらなきゃ。
ミズキ
わかりました。今週末、思い切って行ってみます。
カワムラ
うん、ぜひ行っておいで。そして、月曜にまた「よし、やってみようかな」と思えたら、それが本当のリフレッシュの効果だよ。
まとめ:若手教員こそ「温泉力」を
- 「寝るだけ」では、心の疲れは癒せない
- 温泉は心と体を一緒にリセットできる、最強のリフレッシュ手段
- 日帰りでも十分。時間がない若手こそ、意識して“非日常”を取り入れよう
- 教師はハードな仕事。だからこそ、意図的な「回復の習慣」を持とう
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