君は
いくつの夕陽を見てきただろう
いくつのボールを追いかけてきただろう
勝った日も
泣いた日も
そのすべてが、今の君をつくった
芝の上で転びながらも
また立ち上がるその姿が
すでに、美しい
誰かの声に励まされ
誰かの背中に憧れたように
いつか君も
誰かを励まし、憧れられる人になれ
応援される人になれ
心で拍手を送られる人になれ
「振り向くな」――
それは、もう後ろに答えはないということ
「君は美しい」――
それは、今この瞬間を生きているということ
汗をぬぐう手も
泥にまみれたユニフォームも
仲間と交わす一言も
すべてが、君の証になる
走れ
振り向かずに
まっすぐに
君は、美しい
その背中が、未来を照らしている
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