雑記

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番号のある世界⑥

便利になる。手続きが楽になる。それは確かに事実。けれど。ある日、財布を落としたと気づく。免許証。クレジットカード。そして、マイナンバーカード。「あ……」一瞬で血の気が引く。名前、住所、生年月日。顔写真付きの身分証明。健康保険証としても使える...
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番号のある世界⑤

消えた記録男は、少しだけ不便を感じていた。予約したはずの店に名前がない。申し込んだはずの手続きが見当たらない。「最近ミスが多いな」そう思っていた。便利な社会でも不具合くらいある。気にするほどではない。だが、その数日後。宅配便が届かなかった。...
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番号のある世界④

気づかないうちに男は、管理されている感覚がなかった。監視されているとも思わない。束縛されているとも感じない。生活は便利で、快適で、問題もない。「管理社会、ねえ」ニュースの言葉を軽く笑った。「別に困ってないだろ」それが実感だった。ある日、端末...
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番号のある世界③

正しい本人男は、病院の受付で呼び止められた。「申し訳ありません。本人確認が……」カードを差し出す。いつものことだ。だが端末は、静かな音を立てた。ピッ。《認証できません》「え?」《番号が無効です》男は笑った。「いやいや、昨日も使いましたよ」受...
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番号のある世界②

選択肢は調整されています男は、自分が自由な人間だと思っていた。朝は読むニュースを選び、昼は食べたいものを決め、夜は観たい番組を選ぶ。誰にも命令されていない。強制されてもいない。「ちゃんと自分で選んでいる」それがささやかな実感だった。ある日、...
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番号のある世界①

そのカードは知っているカードを作ってから、生活は驚くほど整った。役所の手続きは速くなり、病院の受付で待たされることも減った。通知は的確で、案内は親切。「便利な時代になったな」男は素直にそう思っていた。ある日、端末に通知が届いた。《本日18:...
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今年の初日の出に、静かに願ったこと

今年は、初日の出を前に、心の中でいくつかのお願いをしました。まず願ったのは、両親、家族、すなわち、自分自身と、関わる人たちが、健康で幸せになること。今年も一歩ずつ成長していくこと。特別な成功ではなくていい。昨日より少し前に進めたと思える一年...
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悲劇!最高の温泉を前に自宅で大惨事。「人生一寸先は闇」を痛感した熱湯🔥事件

最高の三連休、最高のシナリオああ、本当にいい連休でした。明日からまた仕事が始まるけれど、今日はその疲れをすべて洗い流す、最高のプランが控えていました。そう、楽しみにしていた温泉旅館での日帰り入浴です!自宅で準備を済ませ、あとは車に乗って出発...
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愚痴を言うたび、チャンスを逃していたかもしれない

最近観た樺沢紫苑さんの動画、「愚痴っぽい人への真剣なアドバイス」。正直、耳が痛かった。そして同時に、「ああ、これだ」とも思った。樺沢さんは言う。愚痴は、理想と現実のギャップから生まれる。確かにそうだ。私たちは、「こうあるべき」「あの人ならわ...
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もし愛知県でウクライナのようなことが起きたら

たとえば、ある日突然、ニュースが流れます。「東の大国・東日本連邦が、愛知県東部の三河地方を“自国の領土”だと主張しました。」理由はこうです。「三河地方の人々は昔から東日本の文化に近い。もともと私たちの祖先がこの地を開いたのだ。だから、愛知県...