教育

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日案の反省は提出物じゃない~授業後30秒が未来を変える~

1. 1学期末の反省で出た声1学期末の全体反省で、こんな声がいくつも出ました。「日案の反省を毎日書くのは大変です…。」「週末にまとめて書いています。」「提出のためだけに書いていて、正直、意味があるのかわかりません。」その場にいた若手教員も、...
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『おこだでませんように』を、先生方におすすめしたい理由

最近、職員室で話題になった一冊があります。それが、絵本『おこだでませんように』(くすのきしげのり作)です。この絵本は、子どもの心の声をやさしく代弁してくれる作品として、多くの先生方に愛されています。私自身も久しぶりにページをめくりながら、胸...
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学校システムと「3つの幸福」

精神科医・作家の樺沢紫苑先生は、人の幸福をつかさどる脳内物質を「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」「ドーパミン的幸福」の3つに整理して語っています。健康を土台に、人とのつながりがあり、その上で成功がある。この順番を踏まえると、日本の学...
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不登校と教室環境を考える ― 「あなたのせいじゃない」から始める教室づくり

絵本作家・鈴木のりたけさんは、ご自身の子どもたちの不登校経験を語る中で、「原因はあなたのせいじゃない」と伝えることの大切さを強調しています。子どもや保護者が自責の念にとらわれず、安心して過ごせる居場所があることが第一歩であると。 私たちが向...
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「困った親はいない」― 困っている親と教師の共育ストーリー

保護者対応に悩む教師必見。『困った親』ではなく『困っている親』と捉える視点、離島勤務での経験、そして『子どもは未来の宝』という考え方を紹介。教師と保護者が共に育つ“共育”のヒントが見つかります。
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次期学習指導要領の議論に欠けている“当たり前”の視点

日本教育学会のシンポジウムで次期学習指導要領の議論が交わされた。教授陣の話題提供も討論者の指摘も、どれも現場を意識した真摯なものだったと思う。条件整備、裁量の拡大、情報活用能力の育成――確かに大事だ。けれども、読んでいてどうにも違和感が残る...
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「音」に表れる心 ― 給食の食器を通して子どもに伝えたいこと

モノを大切にする心は「音」に表れる学校の給食の後片付けで、食器が投げ入れられ、ガチャガチャと音を立てている場面を見かけることがあります。その音は、物を大切にしていない心の表れです。逆に、静かに食器を扱う姿には「大切にしたい」という気持ちがに...
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あっという間

子どもを抱けるのは、ほんのわずかな時間。せいぜい3歳までかもしれない。「抱っこして」と腕を伸ばしてくるその姿は、すぐに過去のものになる。あっという間に背が伸び、気づけば手をつなぐことすら照れくさがるようになる。だからこそ、今しかできないこと...
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心力ー花心、根心、草心

子どもに育みたい「心力」 ― 福山憲市先生の教え福山憲市先生が語られた「心力(しんりょく)」という言葉。それは「馬力のある行動力」のことですが、ただ力まかせに頑張るのではなく、その根底に“心”があるからこそ本物になる。では、子どもたちに育ん...
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不登校になりやすい?

こはあくまで私の予想であり、確かなエビデンスがあるわけではない。だが、コロナ禍の影響を受けた彼らの育った環境を振り返ると、その可能性を感じずにはいられない。小学校中学年の頃、彼らはマスク生活が日常化し、顔を合わせてのコミュニケーションが大幅...