教育

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風のように

気づけば誰かの足音を気にして歩いていたけれどある日 風の音が心の奥に届いた「もう 大丈夫だよ」その声にそっと頷き一歩を踏み出した誰の後ろでもなく誰の前でもなくただ 自分の歩幅で焦らず比べず誤魔化さず誠実に働き言葉を丁寧に選び人の温かさを信じ...
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運動会前に「落ち着かない」——それは変化の兆しです

運動会が近づくと、「子どもたちが落ち着かない」「授業に集中できない」と感じることがあります。でも、それは自然なことです。なぜなら、行事とは“非日常を学校に持ち込む活動”だからです。日々の決まりきった流れをあえて壊し、いつもと違う時間・空間・...
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あなたの言うことは正しい。ただ、前提が間違っている以外は。③

【映像分析】「選手の輪」で始まる指導の構造映像の冒頭、指導者が中央に立つのではなく、選手たちが自ら輪をつくって立つ。指導者はその輪の一員として関わり、上下の関係ではなく水平的な関係構造が成立している。この構造の変化こそが、教育や指導の「前提...
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あなたの言うことは正しい。ただ、前提が間違っている以外は。②

シェークスピアのこの言葉ほど、教育やスポーツ指導の本質を突くものはない。私たちは「主体性を育てたい」と口にするが、その前提となる構造が受け身のままでは、どんなに方法を工夫しても本質は変わらない。今回、NHKで放映された畑喜美夫氏のボトムアッ...
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形を変える勇気 ― 前提を疑うことから始まる教育と指導の改革 ―

シェークスピアの言葉に、こんな一節がある。「あなたの言うことは正しい。ただ前提が間違っている以外は。」この言葉ほど、今の教育やスポーツ指導に響くものはない。私たちは「主体的・対話的で深い学び」を求め、熱心に授業改善や指導改革に取り組んでいる...
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矛盾に気づかない教育界

これは学習指導要領の文言を読んでいるはずの教員の多くが気付いてない気に留めていない?ことかもしれない。「主体的・対話的で深い学び」という理念が掲げられているにもかかわらず、実際の教室では、構造(座席配置・授業の流れ・教師の立ち位置)が、その...
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静かに広がる学びの種として

お知り合いにこのブログの存在をぜひ紹介ください!↓こちらアドレスです!教えることや育てることに、明確な答えはありません。それでも、日々の中に「これは大切だ」と感じる瞬間があります。その小さな気づきを、誰かの明日へのヒントにできたら——そんな...
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「静かに」と言う前に! プロ教師が仕掛ける”自律”を育む帰りの会トーク術

学級経営でよくある悩みの一つが、「静かにしなさい」と言わないと子どもたちが落ち着かない、指示待ちになってしまう、という状況です。しかし、ベテラン教師の言葉がけには、単に静かにさせるだけでなく、子どもの「気づき」「思考」「自律的な行動」を引き...
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グループ学習に最適な人数は「4人」~研究者が示す学びを深める工夫~

授業の中で「グループ学習」を取り入れることは、今や当たり前になっています。けれども、その効果を本当に発揮できているかどうかは、グループの「人数設定」に大きく左右されます。研究者が示す視点教育学者の佐藤学さん(東京大学名誉教授)は、「協同の学...
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座席配置がすべてを決める ― 子どもも教師も「主体的」に学ぶということ

今日、ある先生の授業を参観しました。そこで目にした子どもたちの姿は、私たち大人の想像を軽々と超えていました。「分からないから教えて」「一緒にやろう!」そんな声が1年生の教室で自然に飛び交い、互いの顔を見ながら助け合う子どもたち。誰も取り残さ...