学習塾の講師とスポーツ指導者〜資格と知識、どっちが必要?

「資格よりも現場経験が大事」
そんな声、よく聞く。
特にスポーツや教育の現場では、「資格なんかなくても教えられる」という考え方も根強い。確かにそれも一理ある。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみたい。
保護者の目線で見たときに、子どもを預ける指導者に求めるものって、何だろう?


指導者の「資格」と「知識」…どっちが信頼につながる?

スポーツ指導者にしても、学習塾の講師にしても、大切なのは「信頼」だと思う。
その信頼を支えるものが、知識や経験だけでなく、「資格」でもあることを忘れてはいけない。

たとえば、あるコーチは無資格ながら、これまでの人生で得た経験と、日々の選手との対話を通して指導している。
一方で、別のコーチはライセンスを取得し、体系的な知識を学びながら指導にあたっている。
どちらにも魅力がある。どちらが正しいという話でもない。

けれど、資格を取るためには、一定の学習や実習が必要だ。
つまり、「学んだ証」でもあり、「学び続けている証拠」とも言える。
その姿勢が、保護者の安心感につながるんじゃないかと思う。

学校の先生だって、免許があるからこそ教壇に立てる

「優しいし、教え方も上手。でも、教員免許は持っていない」
…もし、そんな先生がいたら、やっぱり不安になってしまう。
現実的に、教員免許がなければ学校で教えることはできない。

つまり、制度として「免許」や「資格」が信頼の前提になっている。
もちろん、資格を持っているからといって、教え方が上手いとは限らない。
でも、「持っている」ことが一定の信頼の目安になっているのは事実だ。

経験か?資格か?…じゃなくて「両方」だと思う

結局のところ、「どっちが大事か?」じゃない。
資格があって、知識も経験もあって…
そんな指導者であれば、子どもを安心して任せられる。

少なくとも、資格が「無いよりは、あった方がいい」。
それが、保護者としての率直な本音じゃないかな。

スポーツ指導者にしろ、学習塾の講師にしろ、指導という仕事を「信頼」で支えるために。
資格はその土台の一つだと、自分は思っている。


タグ:スポーツ指導者, 学習塾, 資格, 指導力, コーチング, 教育, 信頼, 保護者目線

カテゴリ:教育・指導論

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