学級経営の目標を「ラーキー・ハッピー・スマイルセブン」という合言葉にまとめています。これは、日常の小さなやりとりの中で「わからないから教えて」と素直に聞けること、「ありがとう」「どういたしまして」と自然に交わせることをはじめとした7つの習慣を指しています。子どもたちが安心して笑顔で過ごせる学級の姿を、この7つで表現しました。
1 あいさつ・返事
場面に応じた元気なあいさつ、呼ばれたときの気持ちのよい返事ができること。
2 話の聞き方
人の話を最後まで聞く姿勢ができること。友達や先生を尊重する態度につながります。
3 分からないを伝える
「分からないから教えて」と言える勇気を持つこと。分からないままにせず助けを求められることは学びの基本です。
4 感謝の言葉
「ありがとう」「どういたしまして」を自然に交わせる学級。感謝と受け止めが循環する関係をつくります。
5 自習体制
担任が出張などで不在でも、職員が見守る中、自分たちで自習を進められること。誰がいても学びが止まらない仕組みを身につけること。
6 給食のシステム化
担任がいなくても児童だけで準備から片付けまでをやりきれること。給食時間も自律した学級のバロメーターになります。
7 自律の基準
やるべきことはやる。やった方がいいこともやる。やっちゃいかんことはやらない。やっちゃいけないと思うこともやらない。この4つができれば「自律」といえる。
小さな道徳目標として
これらは一見すると単なる生活習慣ですが、「自律」「責任」「感謝」「助け合い」などの道徳的価値を、日常生活の中で自然に育む基準です。子どもたちにとっては「小さな道徳目標」、教師にとっては「学級経営の指標」となります。
ラーキー・ハッピー・スマイルセブンが、学級で当たり前に息づくこと。それが子どもたちの笑顔と、安心できる学びの土台を支えます。
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