教室で皆と学ぶことの意義

目次

1. はじめに:学校に行かなくてもいい?

「学校に行かなくても、家でオンラインで学べばいい」 そう話す親の言葉を、最近耳にするようになりました。

本気で言っているのか?と思わずにはいられません。

2. 見えない学力とは何か

学校で育まれるのは、目に見える学力だけではありません。

  • 対話力
  • 察する力
  • 人間関係力
  • 五感を使った実体験
  • 空気を読む力
  • 多様な価値観への対応力

こうした「見えない学力=人間力」は、映像や文字情報だけでは身につきません。

3. 家庭だけでは補えない「社会性」

家庭で育てればいい? 10人兄弟の大家族ならまだしも、現代の核家族では不可能です。

小さな社会である“学校”でこそ育つ力があるのです。

4. 教室という“唯一無二の学び空間”

一斉に黒板を見て、黙ってノートを取る授業しか経験していないと、 学校に価値を感じられないのも仕方ないのかもしれません。

でも、今、変わり始めています。

  • コの字型の机配置
  • グループでの対話が日常

そうした空間は、お金を払っても得られないのです。

5. 教室を変えることが、学校を取り戻す第一歩

教室が変われば、学校の価値も変わる。 学校という「仕組み」そのものが、もう一度信頼されるには、まず教室から。

部活動でも、教員の“コーチング力”と“インストラクター力”の凄さに 移行後になって気づくことが多くあります。

教室にも、同じことが言えるのです。

6. おわりに:今こそ、学校という価値を再定義する

知識は家でも得られる。けれど、 社会で生き抜くための見えない力は、学校という“小さな社会”でこそ培われる。

教室は、子どもたちが育ち合う、かけがえのない場。 今こそ、その価値を大人が再確認すべき時だと思うのです。

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