エアコンの快適さの裏に

// 地球を冷やすために、教室を冷やしてる?
// いや、逆だ。私たちは、涼しさと引き換えに、地球を熱くしている。

教室にエアコンが当たり前のように設置されている今。
子どもたちも教師も、その快適さに慣れきっている。

でも、ふと思う。
これだけの台数が、一斉にフル稼働している夏。
それって、どれだけの電力を消費し、どれだけのCO₂を吐き出しているのだろう?

「地球温暖化が進んでいるのは当然だ」
そんな風に思ってしまう自分がいる。

本来、異常気象であるはずの40度近い夏日が「毎年恒例」になりつつあるのは、
私たちが、自ら“そういう世界”を作っているからじゃないか?

──涼しさを得るために、未来を燃やしていないか?

便利な生活の代償を、自覚しよう。
快適な環境を「当然」と受け取る前に、一度立ち止まって問い直そう。

「この涼しさの裏で、誰が暑がっているか?」

それは、地球かもしれない。
それは、未来の子どもたちかもしれない。

教室が快適になることに異論はない。
けれど、私たちは同時に、
「自分たちは地球を温める生活をしている」
という現実から目を背けてはいけない。

せめて、覚えていよう。
そして、語り合おう。

涼しさが、未来を奪わないように。

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