Metis『母賛歌』──母と、そして妻に、ありがとうを
母とは、昔から仲が良かった。
反抗期にぶつかるようなこともなかったし、感謝の気持ちも、どこか言わずとも伝わっているような関係だった。
そんな自分が、Metisの『母賛歌』を聴いて、不意に涙ぐんだ。
「ありがとう」なんて、照れくさくて言ったことがなかったのに。
母への想いを言葉にできていなかった
「あなたがいなければ 私はここにいなかった」
当たり前すぎて、わざわざ口にする機会がなかった言葉。
でも、この歌を聴くと、なぜだかまっすぐ心に入ってくる。
改めて思った。「母さん、ありがとう」って。
そして、もうひとりの“母”に
この曲を聴きながら、もうひとり浮かんできた人がいる。
それは、我が子の“母”である妻のこと。
毎日、当たり前のように子どもたちの面倒を見て、料理をして、気持ちを汲み取ってくれる。
でも、その当たり前の一つひとつが、ものすごいエネルギーと愛情でできていると、今になって気づく。
父親として、夫として
子どもがいるということは、それだけで尊い。
そして、その命をともに育てている人がそばにいることも。
『母賛歌』は、母への感謝を歌った曲だけど、
今の自分にとっては「大切な人への感謝に気づかせてくれる歌」でもある。
母に、「ありがとう」
そして、妻に、「いつも本当にありがとう」
この曲がきっかけで、ようやく言葉にできそうな気がした。
──きっと、それだけで、人生は少しだけ優しくなる。
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