無駄なことなんてない

通信は「読んでもらってなんぼ」なんかじゃない

よく、「通信なんて読んでもらってなんぼだ」なんて言う人がいる。

だけど、私は断固、反対したい。

読んでもらえたらラッキー。
40人いたら、1人が読んでくれたら大成功。
そんなふうに言ってくれた校長がいた。

世の中を動かすようなリーダーやイノベーターは、人口のわずか2%程度だと言われる。
つまり、100人に2人。
50人に1人。

それと比べたら、40人に1人が「読んで響いた」なんて、ものすごい確率だ。

そんな奇跡みたいな確率で、誰かの心に火を灯すことができたなら、十分すぎるほどの成功だ。

「読んでくれなきゃ意味がない」なんて言葉を浴びせられたら、それだけで書く気持ちはしぼんでしまう。
だけど、「一人でも読んでくれたら、それでいいんだよ」って言われたら、続けようって思える。

たとえば、80人いて2人が読んでくれた。
120人いて3人が読んでくれた。
それで十分。
本当に、十分なんだ。

そういうモチベーションで接してくれる上司がいると、人は「この人のために動きたい」って思える。

逆に、「誰も読んでないぞ」とか、「そんなことよりほかにやることあるだろう」とか、やる気を削ぐ言葉をかけてくる人もいる。

そんな言葉は、無視していい。

たいてい、そんな言葉をかけてくるのは、書いたことがない人だ。
実際に書いた経験のある人なら、そんな軽々しく他人の努力を否定することはできない。

書き続けることの重み。
伝えたいという願い。
やった経験のある人の言葉は、自然と重みがある。

私は、誰かが何かに挑戦しているとき、
「なぜそれをしているのか」
「どんな思いがそこにあるのか」
そうやって、思いを馳せられる人でありたい。

そして、挑戦を支える言葉を、かけられる人でありたい。

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