上に「刃(やいば)」があって、下に「心」。
つまり「心に刃を乗せる」みたいな形になっていて、
「痛みをこらえる」「苦しみを抱えたまま耐える」というニュアンスが、字そのものに込められてる。
単に「我慢する」とか「耐える」とかいうだけじゃなくて、
心に痛みを抱えて、それでもなお静かに耐え抜く、そんな重たくて深い感情を表してるんですよね。
だから、「忍ぶ」という言葉には、どこか影があって、でもそれだけじゃない“気高さ”みたいなものも感じる。
因幡晃さんの「忍冬」も、まさにそんな「忍」という字の重みを、そのまま音楽に乗せたような曲だなあ、って思いました。
表に出せない想いを静かに、でも確かに抱え続ける感じ。
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