■ 実践の目的
・世界の国々や地域についての関心を高めること
・国旗を手がかりに、地域のまとまりや特徴に気づかせること
・視覚的・身体的活動を通じて、楽しみながら社会科の知識を深めること
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■ 活動の流れ
1. 導入
・世界には多くの国があり、地域ごとに特色があることを伝える。
・国旗はその国の象徴であり、見分ける手がかりになることを簡単に説明。
2. フラッシュカード提示(地域別)
・「アジア」「ヨーロッパ」「アフリカ」など、いくつかの地域ごとに国旗を紹介。
・その都度、簡単に地域の特徴を話す。
3. カルタ形式の活動(6名を地域別に分けて)
・各グループが、自分の担当する地域の国旗カードを机上にバラバラに広げた中から探し、集める。
・仲間と協力しながら、自分の地域のカードを集める作業を楽しむ。
4. 振り返り
・見つけた国旗の中で印象に残ったものを発表したり、どうやって見分けたかを共有したりする。
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■ この実践の良いところ(1つ)
▶ 視覚と身体を使った活動で、特別支援学級の児童の興味・集中を引き出している点
→ 単に座って話を聞くだけでなく、「探す・取る・選ぶ」といった行動が入ることで、楽しみながら学べる工夫がされており、主体性も育まれる。
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■ この実践の課題(1つ)
▶ 国旗と国名・地域名の結びつきが曖昧になりやすい点
→ 活動の楽しさが中心になりすぎると、「これはどこの国?」「どんな国?」という本来の学びに十分つながらない可能性がある。
→ 対応策としては、「見つけた国旗の国名を言ってみる」「カードの裏に国名と簡単な説明を入れておく」などが考えられる。
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