ある若手教員が、面談でこんな話をしました。
「今日の算数の時間、○○さんが手が止まっている様子だったんですが、私には言いづらかったのか、そっと隣の子に『ここ、どうやるの?』と聞いていました。
その子が教えると、○○さんは小さな声で『ありがとう』って。
あの瞬間、とても素直で、あたたかいものを感じました。」
その後、保護者がふと漏らしたひと言。
「家ではなかなか『わからない』って言えない子なんです。
ありがとうなんて言う姿、学校では見せてるんですね…。
ちょっと泣きそうです。」
子どもの日常の成長を見つけて、言葉にして届ける。
それは親にとっての肥やしです。
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