スポーツ指導

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ナイト症候群から抜け出そう ――教えない勇気が子どもを育てる

指示が飛び交うピッチで見えたこと先日の女子サッカーのカップ戦。十数チームが参加していました。どのチームを見ても、ピッチの周りには同じ光景がありました。指導者が前に立ち、「こうしなさい」「ああしなさい」。選手たちはそれを聞いて動くだけ。まるで...
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いきなりドーパミンを求めてやしないか〜女子サッカーに足りないもの――教えない勇気と、「つながり」から始まる学び〜

週末、女子サッカーの大会に引率した。ピッチの隅で試合を見ながら、胸の中に重たい違和感が広がった。どのチームも、指導者の声が響いている。「戻れ!」「もっと速く!」「そこ違う!」選手たちは、その声に反応して動いている。試合が止まれば、すぐにコー...
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女子サッカーに足りないもの――「教えない勇気」と「任せる文化」

週末、女子サッカーの大会に引率した。ピッチの脇から見ていて、胸の奥に何とも言えない違和感が残った。どのチームも整然と並び、指導者の号令で動く。アップのメニュー、ミーティングの時間、作戦、交代の判断――そのすべてを指導者が仕切っていた。ハーフ...
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女子サッカーの現場に見る「選手主体」とは何か

女子サッカーの試合を引率して、強く感じたことがある。「選手主体」とは程遠い現状が、今もなお続いているということだ。会場を見渡すと、どのチームも指導者が中心に立ち、選手たちはその周りに集まっている。ポジションを決めるのも、作戦を考えるのも、試...
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コーチの”駒”で終わるな!女子サッカーU-12で見えた、考える力を奪う「対話の欠如」

⭐︎指導現場で感じた、ある「欠落」先日、女子サッカーU-12の練習・試合の現場を訪れ、私は強い危機感を覚えました。選手たちは真剣にトレーニングに励んでいますが、ある瞬間に気づいたのです。それは、コーチの周りに集まり、一言一句聞き逃すまいとす...
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広島ツアーで学んだ「フィロソフィーを体現する」練習の締めくくり 

私たちのクラブが掲げる3つのフィロソフィーは、【チャレンジ・リスペクト・モラル】です。私は、このクラブの魂であるフィロソフィーを、練習の最後の「形」に体現させる必要があると考え、今回広島で学んだ選手で始まり選手で終わる形を強く推奨します。⭐...
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練習後に成長を加速させる!「ボトムアップ型フィードバック」の魔法

昨日の指導についての分析です。「どうすれば子どもたちの主体的な成長を促せるのだろう?」と日々悩む指導者の方も多いのではないでしょうか。私たちは、ある指導の流れを分析し、子どもたち自身が「自分で気づき、成長を言語化する」ための、非常に効果的な...
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練習後のフィードバックと成長の確認

練習後、フィードバックのために、以下のように声をかけさせてもらいました。1. 初めまして、こんばんは。(説明)2. 練習後、最後に少し君たちと話がしたいと思い、時間をいただきました。(説明)3. 私は◯◯コーチの兄です。(説明)4. 今日は...
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あなたの組織の座席配置から見えてくるものとは?

この問いかけは、「教えないスキル」の考え方、つまり自主性や非認知能力を育む環境づくりと、既存の組織の構造的な問題点を鋭く対比して考えさせられるでしょう。サッカーの指導法から示唆される「教えないスキル」は、自分で考え、判断し、行動する力(非認...
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指導者の指示ゼロで挑んだ一日—未来の日本代表に繋がる「非認知能力」の育成 はじめに:指導者の指示を超えて

【ジュニアユース マッチデー報告】先日行われたジュニアユース マッチデーでは、通常の試合とは一線を画す前提で臨みました。それは、「自分たちで全てのコーディネートで臨む」というもの。選手たちは、タイム管理から役割分担(ゲームリーダー、分析担当...