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教育

学校は、幸せになるための場所である

ある大学に合格した友人が、こう話してくれました。「勉強は塾でしていた。学校は息抜きで、友達と遊ぶところだった」と。教員としてこの言葉を聞くと、どこか切ない気持ちになります。しかし一方で、確かに「学校が息抜きの場」であるという側面も否定できま...
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「初日の全力」が、15年後に届いた日。

駅のホームで終電を待っていた。その日は、兄弟で末の弟の結婚を祝う食事会の帰りだった。楽しい余韻を胸に、ぼんやりとホームの時計を見上げていると、背後から少し弾む声が聞こえた。「先生、久しぶりです! 会えて嬉しいです!」振り返ると、そこに立って...
教育

テストの丸付けは子どもにさせる ――採点を“学び”に変えるという発想

「先生、またテストの丸付けが山ほどあります…」放課後の職員室で、そんな声をよく聞く。確かに、日々の小テストや単元末テスト、ノートチェック。教師が一人で丸付けをし続ければ、体力的にも精神的にも限界がある。しかし、そもそも“丸付け”や“朱書き”...
スポーツ指導

ナイト症候群から抜け出そう ――教えない勇気が子どもを育てる

指示が飛び交うピッチで見えたこと先日の女子サッカーのカップ戦。十数チームが参加していました。どのチームを見ても、ピッチの周りには同じ光景がありました。指導者が前に立ち、「こうしなさい」「ああしなさい」。選手たちはそれを聞いて動くだけ。まるで...
教育

教育の構造的課題に挑む:教室環境のデフォルトのシフト

前回の議論では、「自己調整学習」を「深い学び」につなげるためには、教師の「問いかけ」の質を高める、という指導技術の向上に焦点を当てました。しかし、教師のミクロな指導技術の向上だけでは、真の教育理念の実現は不十分です。本稿では、教務主任が提起...
教育

教室環境のデフォルトのシフト:「深い学び」の理念を阻む見えない壁

以前、「自己調整学習」を「深い学び」につなげるためには、教師の「問いかけ」の質を高めることが不可欠である、という結論に達するブログを書いた。しかし、指導技術の向上というミクロな視点に終始するだけでは、真の教育改革は実現しません。私がこの論調...
スポーツ指導

いきなりドーパミンを求めてやしないか〜女子サッカーに足りないもの――教えない勇気と、「つながり」から始まる学び〜

週末、女子サッカーの大会に引率した。ピッチの隅で試合を見ながら、胸の中に重たい違和感が広がった。どのチームも、指導者の声が響いている。「戻れ!」「もっと速く!」「そこ違う!」選手たちは、その声に反応して動いている。試合が止まれば、すぐにコー...
スポーツ指導

女子サッカーに足りないもの――「教えない勇気」と「任せる文化」

週末、女子サッカーの大会に引率した。ピッチの脇から見ていて、胸の奥に何とも言えない違和感が残った。どのチームも整然と並び、指導者の号令で動く。アップのメニュー、ミーティングの時間、作戦、交代の判断――そのすべてを指導者が仕切っていた。ハーフ...
スポーツ指導

女子サッカーの現場に見る「選手主体」とは何か

女子サッカーの試合を引率して、強く感じたことがある。「選手主体」とは程遠い現状が、今もなお続いているということだ。会場を見渡すと、どのチームも指導者が中心に立ち、選手たちはその周りに集まっている。ポジションを決めるのも、作戦を考えるのも、試...
雑記

悲劇!最高の温泉を前に自宅で大惨事。「人生一寸先は闇」を痛感した熱湯🔥事件

最高の三連休、最高のシナリオああ、本当にいい連休でした。明日からまた仕事が始まるけれど、今日はその疲れをすべて洗い流す、最高のプランが控えていました。そう、楽しみにしていた温泉旅館での日帰り入浴です!自宅で準備を済ませ、あとは車に乗って出発...