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スポーツ指導

ナイト症候群から抜け出そう ――教えない勇気が子どもを育てる

指示が飛び交うピッチで見えたこと先日の女子サッカーのカップ戦。十数チームが参加していました。どのチームを見ても、ピッチの周りには同じ光景がありました。指導者が前に立ち、「こうしなさい」「ああしなさい」。選手たちはそれを聞いて動くだけ。まるで...
教育

教育の構造的課題に挑む:教室環境のデフォルトのシフト

前回の議論では、「自己調整学習」を「深い学び」につなげるためには、教師の「問いかけ」の質を高める、という指導技術の向上に焦点を当てました。しかし、教師のミクロな指導技術の向上だけでは、真の教育理念の実現は不十分です。本稿では、教務主任が提起...
教育

教室環境のデフォルトのシフト:「深い学び」の理念を阻む見えない壁

以前、「自己調整学習」を「深い学び」につなげるためには、教師の「問いかけ」の質を高めることが不可欠である、という結論に達するブログを書いた。しかし、指導技術の向上というミクロな視点に終始するだけでは、真の教育改革は実現しません。私がこの論調...
スポーツ指導

いきなりドーパミンを求めてやしないか〜女子サッカーに足りないもの――教えない勇気と、「つながり」から始まる学び〜

週末、女子サッカーの大会に引率した。ピッチの隅で試合を見ながら、胸の中に重たい違和感が広がった。どのチームも、指導者の声が響いている。「戻れ!」「もっと速く!」「そこ違う!」選手たちは、その声に反応して動いている。試合が止まれば、すぐにコー...
スポーツ指導

女子サッカーに足りないもの――「教えない勇気」と「任せる文化」

週末、女子サッカーの大会に引率した。ピッチの脇から見ていて、胸の奥に何とも言えない違和感が残った。どのチームも整然と並び、指導者の号令で動く。アップのメニュー、ミーティングの時間、作戦、交代の判断――そのすべてを指導者が仕切っていた。ハーフ...
スポーツ指導

女子サッカーの現場に見る「選手主体」とは何か

女子サッカーの試合を引率して、強く感じたことがある。「選手主体」とは程遠い現状が、今もなお続いているということだ。会場を見渡すと、どのチームも指導者が中心に立ち、選手たちはその周りに集まっている。ポジションを決めるのも、作戦を考えるのも、試...
雑記

悲劇!最高の温泉を前に自宅で大惨事。「人生一寸先は闇」を痛感した熱湯🔥事件

最高の三連休、最高のシナリオああ、本当にいい連休でした。明日からまた仕事が始まるけれど、今日はその疲れをすべて洗い流す、最高のプランが控えていました。そう、楽しみにしていた温泉旅館での日帰り入浴です!自宅で準備を済ませ、あとは車に乗って出発...
教育

座席を変えるだけで「幸せな教室」になる

精神科医・樺沢紫苑さんは、「幸せは3つの脳内物質で決まる」と言います。それが、セロトニン・オキシトシン・ドーパミン。この3つは、学校生活の中でも本来なら自然に育まれるものです。たとえば── • 登校時:朝日を浴びて歩くことで、セロトニンが活...
スポーツ指導

コーチの”駒”で終わるな!女子サッカーU-12で見えた、考える力を奪う「対話の欠如」

⭐︎指導現場で感じた、ある「欠落」先日、女子サッカーU-12の練習・試合の現場を訪れ、私は強い危機感を覚えました。選手たちは真剣にトレーニングに励んでいますが、ある瞬間に気づいたのです。それは、コーチの周りに集まり、一言一句聞き逃すまいとす...
教育

教師は「必死」で頑張っている!カスハラから先生たちを守る「第三者機関窓口」の必要性

⭐︎教師への「理不尽な要求」が教育現場を疲弊させている最近、教師の不祥事に関するニュースを目にすることがありますが、それはごく一部の、0.0...%の出来事です。ほとんどの教師は、日々の授業準備、生徒指導、部活動、そして家庭との両立に文字通...